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針治療

Q.針はどんな病気に効きますか?
A.針治療は、中国医学の2本柱のひとつで、漢方薬と並び東洋医学の中心でした。治療の効用はさまざまです。
歴史は古く、発祥は数千年前といわれています。針を打つ場所は経穴(けいけつ)と呼びます。俗に言う「ツボ」のことです。経穴は全身に364カ所あります。
 針治療は痛いと思われる方がいますが、経験された方の多くは「思ったほどいたくない」という感想を持つようです。むしろ心地よいという方もいます。
 「即効性がある」という理由でご希望される方が多いので、今月は効用についてお話したいと思います。

「痛みに対する即効性」
 神経痛、打撲、ねんざ、頭痛(風邪によるものも含む)、腹痛など痛みを伴う病気に効力を発揮します。症状によっては1回で痛みがウソのように消えてしまうこともあります。
 ただし、痛みに対する効き目の持続が3~5日の場合もあるので、慢性病の根治には定期的な治療が必要になります。
「脳溢血の後遺症の回復」
 発病3カ月以内での治療の開始が機能回復に有効です。
「止血作用」
鼻血、血尿、痔、女性の不正出血など
特に下記にあげる症状には、漢方薬と針の治療を併用すると相乗効果を発揮します。
神経系の病気、大人の夜尿症、インポテンツ、婦人科系の不妊症や月経不順、慢性の便秘など。
 また、内臓疾患による皮膚の色素沈着には、“梅花針(ばいかしん)”を用いた針治療もあります。梅花針とはトンカチのような形をした鍼灸用の針です。針を刺さずに皮膚をさするように用います。