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胃下垂

Q,胃下垂に漢方は効きますか?

A,中医学では胃下垂の本格的な治療が確立されています。“補中益気湯加減”を主とした処方と日常的な自己リハビリで完治した例が数多くあります。

「胃下垂」は現代医学では「病気ではない」と考える方も多く、無視されがちです。
しかし、中医学では立派な半病人として、‘中気不足、中気下陥’の証で本格的な治療方法が確立されています。
消化器官である胃と腸は五行の中では土に属し、人間の肉体作りに最も重要な臓器です。動物の胃・腸は植物では根・葉に当たり、生命体に生命物質を取り入れ、生命の維持に深い関係がある器官です。

胃下垂の方は、やせ気味で、顔色は白黄色で面長な方が多く、体型は一目瞭然です。
症状としては、みぞおちの鈍い不快感、胃のもたれ、消化不良、吸収不良などで、胃腸動力不足総合症候群です。
また、いつも元気がなく、おいしく食事が楽しめない症状を伴う場合もあります。
また、他の臓器(腎臓、膵臓、脾臓、子宮など)も下垂しているのがほとんどです。
不快な症状でお悩みの方はご相談ください。