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漢方治療を高めるために

○病気の原因を考えてみる 
病気には必ず原因があります。心身ともに無理をしていなかったか、ストレスは何か、悩みすぎていないか、睡眠は充分とれていたか、きちんと食べていたか、運動不足になっていないかなど、心当たりはありませんか?安定した生活リズムと心は、心身にゆとりをもたらし、体の自然治癒力を高めます。
快食・快眠・快便を心がけ、漢方薬の力を借りて根本から治していきましょう!

○リラックスの効能
リラックスを常に心がける習慣は、本格的な漢方治療の効果を最大限に高めます。
心と体は密接につながっています。中医学では「心身一如」といいます。
「リラックスしよう、気を楽にもとう、前向きに考えよう・・・」と常に心がけると、体は次のように反応します。
■中医学でいう「気・血・水」の循環が良くなり、「五臓六腑」の働きがなめらかになる。
■胃腸の働きが高まり、食物の栄養や漢方薬の成分が効率良く体に吸収される。
■体の末端部分や肺の細胞のひとつひとつに血液が行きわたり、自然治癒力・免疫力が活性化する。
■中医学の「七情内傷」(極度または長期の喜怒哀楽が各内臓を傷つけるという理論)から離れることができる。
□逆に、リラックスしていない状態(悩み、怒り、憎しみ、悲しみ、緊張、興奮など)
ストレスが長期間続くと、「気・血・水」の循環が滞り、呼吸が浅くなり、頭痛、肩こり、不眠、下痢、便秘、冷え、うつ、低体温などの原因となり、漢方治療による自然治癒力・免疫力の活性化にブレーキをかけてしまいます。

○生活上の注意点について
日中は適度に動き、夜間はぐっすりと8時間眠る生活を実践しましょう。夜更かし禁物。
ゆっくりとお風呂に入ったり、散歩をしたり、ティータイムを設けたり、自分なりのリラックスタイムをとりましょう。
カフェインを含む飲み物(コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・コーラ・チョコレートなど)揚げ物(天ぷら・ポテトチップ・フライものなど)、刺激性の強い香辛料などはひかえ、バランスの良い食事を心がけましょう。必ず良質の動物性たんぱく質(肉の赤身・魚介類)を1日100g~150gと緑黄色野菜を摂るよう心がけてください。アルコールはほどほどに。*病気の種類によって注意点は多少異なってきます。

○西洋のお薬との併用について
現在服用中のお薬(西洋薬)は、漢方治療中は服用の必要がなくなったり、漢方治療の効果を下げたりする場合がございますので、ご相談ください。*サプリメントも同様です。
併用する場合は、服用時間の間隔を1~2時間あけてください。