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慢性疲労症候群

慢性疲労症候群(CFS)
慢性疲労症候群は、日常生活に支障が出るほどの倦怠感が半年以上続いたり再発を繰り返したりする病気で、一般検査では特に異常なしと出る上、うつ病に似た症状がみられるので、抗うつ剤や精神安定剤を処方されることも多いと聞きます。
症状としては、眼、肩、腰の疲れだけではく、疲れやすい、だるい、集中力ややる気が続かない、熟睡できない、休んでも疲れが回復せずに元気がでない、頭痛があったり、いらいらする、などです。
中医学では、大きな原因のひとつを「気の不足や気の流れの停滞」と捉え、疲労倦怠感に悩まされやすいタイプを主に4つに分けて考えます。実際に多いのは、これらのいくつかが合わさった複合タイプですが。。。
まず、
腎虚(じんきょ)・・・長期的な無理によって基礎体力や腎機能が低下し、集中力が続かない。下痢をおこしている場合は胃腸機能も低下している。中高年の働き盛り、過労気味の方、不規則な生活が続いている方に多い。性機能障害などを伴う。
気虚(ききょ)・・・元気の「気」が不足し、生命力や体の諸機能が弱っている。とりわけ、胃腸の働きが弱っており、消化吸収能力が低下していることによって、食べたものもしっかりと身につかない。
血虚(けつきょ)・・・血(けつ)の不足により、体内の栄養状態やバランスが悪い状態になっている。ファーストフードや外食続きで栄養のバランスが取りにくい方に多い。
肝鬱(かんうつ)・・・気や血の流れを調整する肝の機能が弱っているために栄養やエネルギーが内臓や脳になめらかに運ばれない。気の流れが停滞している。精神的なストレスが原因となっている場合が多い。
気分転換やストレス管理も大切なのは周知のとうりだが、滞った気の流れをなめらかにし、
不足している気を充填できる生薬のパワーを効果的に取り入れることによって、つらい倦怠感から脱出し元気な体をとりもどしましょう。