漢方百話  > 夜尿症
夜尿症

A.夜尿症に漢方は効きますか?

Q.中国医学では「遺尿」と言われ、治療上さほど難しい病気ではありません。
適正な治療によって、1~3ヶ月で完治する例がほとんどです。

3歳すぎてから週2回以上おねしょをするのは一般的に「夜尿症」といい、一つの病気といえます。自律神経の発育不全や脳下垂体の機能異常など、原因はさまざまですが、ホルモンのバランスの問題であることが多いです。
成長するにつれて、自然に治るとお思いの方も多いですが、青春期に入ってもおねしょが続く場合、お子さん自身の精神的苦痛やお家の方々のストレスの原因にもなりますので、早めに治療をした方がよいと思います。
中国医学での病名は、「遺尿」で、腎気不足、脾肺気虚が病因とされています。
温腎固摂、健脾益気の処方と、夜の排尿習慣をつけることが、治療の中心となります。寝る前には必ず排尿させ、就寝2,3時間前には水分を摂らないことも大切です。治療が進むと次第に就寝中にも尿意を感じ、目が覚めるようになります。
ほとんどの患児は、2~3週間の服用でかなりの改善が見られ、1~3ヶ月で完治する方が多いです。
主な処方は、①縮泉丸加減(しゅくせんがんかげん)
 ②桑ひょう蛸丸加減(そうひょうしょうがんかげん) となります。