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不眠症

不眠は古今東西多くの人々が悩まされてきた人間特有の症状です。主な原因は、自律神経のバランスが崩れたとき、つまり昼間に働く神経(交感神経)と、夜に働く神経(副交感神経)が正常に働かないと不眠になると言われていますが、実際、原因は十人十色で未だにはっきりと特定できない場合もあります。厚生労働省の統計では日本人の女性の約12%、男性の約10%が不眠症に悩まされているとでています。

漢方では、バランスを崩した神経(気・血・邪気・生気)を健康状態に戻す治療となりますので、眠れないときに使用する睡眠薬とは違い、昼間に服用しても眠くなりません。また、生活習慣に根本的な原因がある場合は、それらを改善することが大切になってきます。

中医学的な病因説としては、次のことがあげられます。

○気(エネルギー、元気)、血(栄養)の不足。

○病邪と正気(免疫力)との戦い。

○七情内傷。(過剰な喜怒哀楽が五臓六腑を傷つけるという考え方)

○食べ物・薬物の影響。

 漢方では不眠の症状により、処方する漢方薬が異なります。また、更年期など、疲労やストレスが蓄積されたうえに、体力的にも衰え、身体のバランスが崩れ、不眠が起こっている場合は、それぞれの薬を組み合わせて用います。

1・心血虚(しんけっきょ)
あれやこれやと思い悩むなどにより、精神活動を行う栄養物質が消耗すると、血色が悪い・動悸がする・寝つきが悪い・夜中に目が覚めて眠れないなどの症状があらわれる。

2・心脾両虚(しんぴりょうきょ)
胃腸が弱いために食べ物から栄養物質が生成することができないか、また精神的な悩みで胃腸を傷つけられた状態で、1.の心欠虚の症状である動悸・健忘・不眠などの症状にさらに胃腸の機能低下である疲労倦怠・食欲がない・物を言うのがめんどうになる。

3・心腎不交(しんじんふこう)
1.の心血虚がさらに進むと熱が加わったのぼせやほてり・気分が高ぶり寝付きが悪い・一晩中悶々とするといった不眠になりやすい。

4・胆気虚(たんききょ)
気(エネルギー)の不足で精神活動が弱まり、不安感や細かいことが気になって、寝つきが悪い・恐い夢をよくみる・少し動くとすぐ動悸がする・疲れやすいといった症状があらわれる。

5・清痰火鬱結(せいたんかうっけつ)
ストレスや精神的な刺激が原因で起こる不眠は、興奮して眠れない・寝つきが悪いといった他に、口が粘る・口が苦いなどの症状があることが多い。

6・肝火上炎(かんかじょうえん)
肉や油物などカロリーが高い食べ物のとりすぎのため体内に熱を持ち、この熱のため精神が興奮しても不眠は起こる。不眠のほか、イライラ・心が落ち着かない・口内炎や吹き出物ができやすい・尿の色が濃いなど。 





不眠は古今東西多くの人々が悩まされてきた人間特有の症状です。主な原因は、自律神経のバランスが崩れたとき、つまり昼間に働く神経(交感神経)と、夜に働く神経(副交感神経)が正常に働かないと不眠になると言われていますが、実際、原因は十人十色で未だにはっきりと特定できない場合もあります。厚生労働省の統計では日本人の女性の約12%、男性の約10%が不眠症に悩まされているとでています。

漢方では、バランスを崩した神経(気・血・邪気・生気)を健康状態に戻す治療となりますので、眠れないときに使用する睡眠薬とは違い、昼間に服用しても眠くなりません。また、生活習慣に根本的な原因がある場合は、それらを改善することが大切になってきます。

中医学的な病因説としては、次のことがあげられます。

○ 気(エネルギー、元気)、血(栄養)の不足。

○ 病邪と正気(免疫力)との戦い。

○ 七情内傷(過剰な喜怒哀楽が五臓六腑を傷つけるという考え方)

○ 食べ物・薬物の影響

 

漢方では不眠の症状により、処方する漢方薬が異なります。また、更年期など、疲労やストレスが蓄積されたうえに、体力的にも衰え、身体のバランスが崩れ、不眠が起こっている場合は、それぞれの薬を組み合わせて用います。



1・心血虚(しんけっきょ)
 あれやこれやと思い悩むなどにより、精神活動を行う栄養物質が消耗すると、血色が悪い・動悸がする・寝つきが悪い・夜中に目が覚めて眠れないなどの症状があらわれる。



2・心脾両虚(しんぴりょうきょ)
 胃腸が弱いために食べ物から栄養物質が生成することができないか、また精神的な悩みで胃腸を傷つけられた状態で、1.の心欠虚の症状であ  る動悸・健忘・不眠などの症状にさらに胃腸の機能低下である疲労倦怠・食欲がない・物を言うのがめんどうになる。



3・心腎不交(しんじんふこう)

1.の心血虚がさらに進むと熱が加わったのぼせやほてり・気分が高ぶり寝付きが悪い・一晩中悶々とするといった不眠になりやすい。

4・胆気虚(たんききょ)
 気(エネルギー)の不足で精神活動が弱まり、不安感や細かいことが気になって、寝つきが悪い・恐い夢をよくみる・少し動くとすぐ動悸がする・疲れやすいといった症状があらわれる。

5・清痰火鬱結(たんかうっけつ)
 ストレスや精神的な刺激が原因で起こる不眠は、興奮して眠れない・寝つきが悪いといった他に、口が粘る・口が苦いなどの症状があることが多い。

 

6・肝火上炎(かんかじょうえん)
 肉や油物などカロリーが高い食べ物のとりすぎのため体内に熱を持ち、この熱のため精神が興奮しても不眠は起こる。不眠のほか、イライラ・心が落ち着かない・口内炎や吹き出物ができやすい・尿の色が濃いなど。 


不眠症でお悩みの方はご相談ください。


 高森様

10月号の原稿を送りますので

宜しくお願いします。劉



パルティ漢方百話2007年10月号「不眠症」

不眠は古今東西多くの人々が悩まされてきた人間特有の症状です。主な原因は、自律神経のバランスが崩れたとき、つまり昼間に働く神経(交感神経)と、夜に働く神経(副交感神経)が正常に働かないと不眠になると言われていますが、実際、原因は十人十色で未だにはっきりと特定できない場合もあります。厚生労働省の統計では日本人の女性の約12%、男性の約10%が不眠症に悩まされているとでています。

漢方では、バランスを崩した神経(気・血・邪気・生気)を健康状態に戻す治療となりますので、眠れないときに使用する睡眠薬とは違い、昼間に服用しても眠くなりません。また、生活習慣に根本的な原因がある場合は、それらを改善することが大切になってきます。

中医学的な病因説としては、次のことがあげられます。

○ 気(エネルギー、元気)、血(栄養)の不足。

○ 病邪と正気(免疫力)との戦い。

○ 七情内傷(過剰な喜怒哀楽が五臓六腑を傷つけるという考え方)

○ 食べ物・薬物の影響

 

漢方では不眠の症状により、処方する漢方薬が異なります。また、更年期など、疲労やストレスが蓄積されたうえに、体力的にも衰え、身体のバランスが崩れ、不眠が起こっている場合は、それぞれの薬を組み合わせて用います。



1・心血虚(しんけっきょ)
 あれやこれやと思い悩むなどにより、精神活動を行う栄養物質が消耗すると、血色が悪い・動悸がする・寝つきが悪い・夜中に目が覚めて眠れないなどの症状があらわれる。



2・心脾両虚(しんぴりょうきょ)
 胃腸が弱いために食べ物から栄養物質が生成することができないか、また精神的な悩みで胃腸を傷つけられた状態で、1.の心欠虚の症状であ  る動悸・健忘・不眠などの症状にさらに胃腸の機能低下である疲労倦怠・食欲がない・物を言うのがめんどうになる。



3・心腎不交(しんじんふこう)

1.の心血虚がさらに進むと熱が加わったのぼせやほてり・気分が高ぶり寝付きが悪い・一晩中悶々とするといった不眠になりやすい。

4・胆気虚(たんききょ)
 気(エネルギー)の不足で精神活動が弱まり、不安感や細かいことが気になって、寝つきが悪い・恐い夢をよくみる・少し動くとすぐ動悸がする・疲れやすいといった症状があらわれる。

5・清痰火鬱結(たんかうっけつ)
 ストレスや精神的な刺激が原因で起こる不眠は、興奮して眠れない・寝つきが悪いといった他に、口が粘る・口が苦いなどの症状があることが多い。

 

6・肝火上炎(かんかじょうえん)
 肉や油物などカロリーが高い食べ物のとりすぎのため体内に熱を持ち、この熱のため精神が興奮しても不眠は起こる。不眠のほか、イライラ・心が落ち着かない・口内炎や吹き出物ができやすい・尿の色が濃いなど。 


不眠症でお悩みの方はご相談ください