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お薬の種類について

今月は漢方薬の煎じ方です。
煎じ薬は数種類の生薬を組み合わせたもので、一日分の薬の量は両手にかるく一杯くらいです。
沸々と米から粥を作るように、またはコトコトと骨付き肉のスープを作るように、生薬の成分をじっくりと煮出します。
では、今回はどこのご家庭にでもあるステンレス製のお鍋での煎じ方をご紹介しましょう。
① お鍋に漢方薬1袋とお水を入れる。*水の量はお渡しする『煎じ方プリント』に準じる。
② そのまま、約30分漬け置く。*成分を抽出し易くするため、お薬を水の中に漬け込みます。乾燥ワカメを戻すような感じ、また乾燥豆をふやかす感じです。
③ 中火にかけ、沸騰後、少し火を弱めて茶碗一杯くらいまで煮詰める。
④ 煮詰めた薬汁のみを、どんぶり鉢などに注ぎ移しておく。
*少々カスが入っても気にしない。
⑤ 1回目のお薬に再び水を足し、中火にかけ、沸騰後、少し火を弱めて(吹きこぼれない程度)茶碗一杯くらいまで煮詰める。
⑥ 薬汁のみを④の1回目の薬汁の上に注ぎ足す。*濃度を均一にするためです。
⑦ 合わせた薬汁をマグカップや湯飲茶碗に2~3等分する。
<注意点>
* 服用回数と服用時間は人によって異なります。
* アルミ鍋や鉄鍋は避けて下さい。(ホーロー、陶器、ガラス、ステンレスは可)
* 服用するときは、人肌程度にレンジで温めてください。
P.S.夕食を準備するそばで漢方薬を煎じ、半分を就寝前、残りの半分はラップをかけて冷蔵庫に保存し、翌朝レンジでチンして服用する方が多いです。
P.S.便利な生薬自動煎じ器も用意しております。
次回は、生薬・濃縮エキス顆粒剤・丸薬の違いについてご案内いたします。